Vietnam&Cambodia’08 TRAVELogue#05

日, 27 4月 2008 01:00:32 +0900 § コメントする

February23SAT★Heaven編

DUNA HOTELを出て今夜の宿泊先をまず確保することにした。とその前に、REX HOTELでちょっと贅沢な朝ごはん♪宿泊は予算オーバーなので断念した。週末だからか満室のところも多くてなかなか決まらなかったのだけど、結局、ドンコイ周辺にあるLINH HOTEL($55)に決めた。綺麗で清潔な部屋。でもあまり部屋にはいないので、やっぱりちょっと勿体無い出費だったかも。ちょっと休んで早速、外出することにした。LobbyでMASSAGEのパンフレットを幾つか発見して、今日を贅沢デーに制定。夜のために予約しておいた。写真は左がホーチミン人民委員会庁舎とホー・チ・ミン像。右は市民劇場。

今日は華僑が多く住むHCMの中華街、チョロンへ。 taxiに乗ってまずビンタイ市場。

ビンタイ市場。

大きな市場で物がいっぱい。市場に居る間に強めの雨が集中的に降った。その間にうろうろしながら、チャンミはサンダルを、私は蝶々のマグネットを購入。市場を出る頃にはちょうど雨があがっていた。その後、徒歩でチャタム教会へ。カトリック教会で、静かなところだった。次に行ったのはティエンハウ寺。19世紀初頭に建てられた歴史のある寺だとか。渦巻き型の線香がかわいい。頭上に大量に垂れ下がっているから時々、灰が降ってくるけど。でもやっぱりなんか、お寺の雰囲気って好きかも。ちなみにティエンハウは航海の安全を守ってくれる中国の女神。

 

お昼は特に美味しくもない中華料理らしきものを食べた。食堂がみつからなくて。出てすぐ、チョロン・モスクに行った。教会とお寺とモスクが共存していて不思議な街である。1932年に建てられた、四本の劣等が目を引く変わった感じの建物。青い模様がきれい。靴を脱いで少しだけ上がってみた。

ベトナムの宗教事情としては約70~80%が仏教。約10%がキリスト教。その他イスラム教、カオダイ教、ホアハオ教。カオダイ教というのは『ベトナムの新宗教。1926年、レ=バン=チュンが創始。儒・仏・道の3教、民間信仰、キリスト教を融合したもので、民族主義の強い性格をもつ。高台教。』大辞泉より。ホアハオ教も新興宗教。

たっぷり歩き回って、taxiで中心地に戻る。戦争証跡博物館。ベトナム戦争に関わるディープな写真を沢山みる。韓国も軍隊を送ったので、その写真もあった。日本人カメラマンの沢田教一さんのピューリッツァー賞受賞作「安全への逃避」も。その下に小さく、沢田さんと被写体になった家族が受賞作の写真をもって和やかな表情で記念撮影したものがあって。戦争が終って本当によかったってそれをみていちばん実感した。生首もってたたずむ人とか死体の山とか、枯葉剤による奇形の胎児のホルマリン漬けとか、ああほんと、戦争は人を狂わせる。

そして歩く歩く。1975年、サイゴン陥落の舞台となった、旧南ベトナムの旧大統領官邸である統一会堂前を通って聖マリア教会を通って中央郵便局へ。聖マリア教会も中央郵便局もフランス植民地時代に建てられたコロニアル建築。東洋のパリ。中央郵便局で日本にいる家族に葉書を送った。左が教会。右が郵便局。

PM6:45。HOTELにマッサージのお迎えが。車で向かった。SEN SPA、よかった。働いている人たちも可愛くて親切で感じがいい。それに、私たちはHeavenというコースにしたのだけど、Body Scrub(30min)→Herbal Steam Bath+Aromatic Hot&Cold Jacuzzi(30min)→Aromatherapy Body Massage(60min)→Renew Anti-Age Facial Care(60min)この内容で3h/$80なら安い!日本語も通じる。まさに極楽♪♪車でまた市民劇場まで送ってもらって(送迎無料)、歩いてレストランを探した。遅い時間だったけれどよい店を発見。ベトナム料理屋さん。Mixジュースと蒸し春巻きと牛肉の串刺しみたいのを注文。

 

チェーン店みたいです。おすすめ。お腹を満たして、夜は気持ちよく、ぐっすり眠った。

●SEN SPA http://www.senspa.com.vn

●SenHue restaurant  http://www.senhue.com.vn

ソユーズTMA-12号

金, 11 4月 2008 00:26:42 +0900 § コメントする

2008年4月8日20時16分27秒。

韓国人初の宇宙飛行をするイ・スヨンさんの搭乗したソユーズ号が、カザフスタンにあるバイコヌール基地から発射された。彼女が宇宙での任務を終えて戻れば、韓国は世界で35番目に宇宙飛行士を出した国に。女性飛行士を出す国としては世界で7番目。イ・スヨンさんは世界で49人目、アジアでは日本の向井千秋さんに次いで2人目の女性飛行士となる。とのこと。これはなかなかの大事件!

そういう歴史的な瞬間を、ハルモニ(祖母)とハラボジ(祖父)と一緒にテレビを通して見守った。当日の夜まで何が行われるのか知らずにいたのだけど、ふたりがやたらと必死に呼ぶので発射約10分前にやっとテレビの前に着席。そこで初めてこのイベントの存在を知る。支えていたものが外れて。炎がみえて。その瞬間、ロケットは案外ふわーっと真直ぐ上に飛んでいった。 取りあえず、無事に発射されてよかったよかった。

韓国人初で宇宙に飛ぶことになったのが女性というのは意外。しかも彼女はなんだかずっとにこにこしていて可愛らしい人だった。健康的で。そして全てを見届けた後ハラボジは一言。「典子も一度、宇宙に飛んで来い!」え!行きたくても無理・・・!確かにしょっちゅう、宇宙よりも遠い異次元の世界にショートトリップしていたりはするけど。。

あと"한국 첫 우주인 이소연씨를…"とか、漢字を直訳すると日本では宇宙飛行士というところをいつも宇宙人と表現しているところが気になる・・・毎回ニュースをみながら。韓国初の宇宙人誕生!!って。。

이소연씨→

そんなこんなで。

取りあえず、よい刺激になりました。でも敢えて言えば、もう少し早く旅立ってほしかったな。。頑張るべきだった中間試験が、月曜日にもう終ってしまった。手ごたえがなかった訳ではなかったけれど、結果をみるのがこわい。勉強しないくせに負けず嫌いなので、思い通りにいかなかった場合の自分の対処の仕方を今から考えておかねば!(今のところ、即、美味しいものを食べに行くことにしている★)

今回がだめでも期末試験がある。というかその前に韓国語能力試験(TOPIX)がある。でも同時に卒業アルバム(先生は"新聞"と言っているが私からみたらいわゆる卒アル)の制作にも取り掛からないと。高校も大学も卒アル委員だった私。大学では表紙に蝶々と花の絵を描かせてもらって。でも今回は、立候補して編集長になったのはいいけど、忙しいというのに自分で自分の首を絞めているような・・

更に日本語を教えるアルバイトも続行中。教えるのは難しいと感じるときもあるし時々めんどくさいけれど、お金は必要だし、やりがいもある。それに案外色々な人と出会えて楽しい。小学生とか大学院生とか女の子とか男の子とか韓国人とかアメリカ人とか。欧米人であろうと中国人であろうと、基本的には韓国語で日本語を教える。韓国語と日本語は似ているから、その方がわかりやすいと思うの。ここは韓国だし!!

そんな訳で。

韓国人初の宇宙飛行士のこととか発射数分前まで知らなかったのは、こういう、地に足をつけてこなさなければならない地球上での課題が山積みだからです。宿題もあるしヨガ教室もあるし帰国後の職探しもそろそろしないとだし、その他諸々の計画も。역시、私はまだ宇宙に飛べる状況ガアニムニダ。ハラボジ><

Vietnam&Cambodia’08 TRAVELogue#04

土, 05 4月 2008 22:46:45 +0900 § コメントする

February22FRI★Mekong River Cruise編

やっと乗船。Mekong River Cruiseの始まり始まり~。同じバスからふたつの船に分かれて乗った。殆どが欧米人。英語のツアーだから当然か。そしてベトナム帽子を被って浮れている私たちに注がれる視線は、心なしか、微笑ましい光景を目にしたときの大人のそれである。。私、何歳だと思われているんだろう。。いちばん後ろの席を陣取って、メコン川をゆっくり進む。幅の広い大きな大きな川。土色に濁っているけど汚い訳ではなくて肥沃な土を運んでいるためらしい。チベット高原から始まって、中国雲南省を通り、ミャンマー・ラオス国境線、タイ・ラオス国境線、カンボジアを通じて、ベトナムに抜ける大河。ちなみにメコンはタイ語らしいよ。

大きな川に小さな船でどんぶらこ。なんだか落ち着く。海にしても大河にしてもなんだか包み込まれるような母性みたいなものを感じるよね。とか思いつつぼんやりしていたら、ガイドの彼が何か言っている。上にあがれと。どういう意味かというと、

こういう意味→

船頭さんの席に座っていいって。特等席。周りをぐるりと見渡せるし、風を受けられてほんとに気持ちいい。裸足であがって寛いだ。彼はANHNさんと言って意外とおちゃめなおじさんだった。寡黙な人かと思っていたら、写真を撮ろうとする度に背後ににゅっと顔を出してピースサイン。写りたいらしい。。ホテルではにかみ兄さんに借りたベトナム語の本を使って色々話してみた。まあ大体は発音が悪くて"ん?"てされて、本に書いてある文章を直接みせる、ということになるんだけど。

途中で更に小さなボートに乗り換え。グループもまたふたつに分裂した。ばいばいアンさん・・・ありがとうを言って、幅の狭い川幅に入り込んでいった。今度はいちばん前の席。これもいい席。何故ならボートが小さくて長細いから二番目以降の席に座ると前がよくみえない。ただいちばん前は日差しをまっすぐ受けるからすごく暑かった。帽子を被ったら(でかすぎて)後ろの人たちに迷惑だから使えないし。。

着いたのはココナッツキャンディー工場。工場といっても女の人が4,5人くらいで簡単な機械を使いながらほぼ手作りしている。工程を丁寧に説明してくれた。

きれいな手。

その後はバナナチップスの試食とかバナナワインの試飲とか。先に進むに連れてわかるのだけど、こうして要所要所にfree timeを装ったshopping timeがあるのね。まあ当然だと思う。でも私はこの時間を大体、きょろきょろしながらうろうろして過ごす。すると・・・!!

大蛇を発見!!早速、巻いてみる。タイに続いて二度目の大蛇巻き体験です。エキサイティング!!写真をみてわかるように、大喜びの私。。遠巻きに見守る人々。勿論、ココナッツキャンディを購入しているいとこのチャンミを売店から呼び出して、彼女にもやらせた。結構のりのいいこなので、そのまま巻かれてた。さすが私のいとこ。その後はハンモックに揺られたりして遊んだ。

他の島に移動するためにまた小ボートから大ボートに。つまりまたアンさんに再会。なんだ、もう会えないのだと思っていたよ。そしてこの移動中に初めて、同じ団体のうちのひとりに話しかけられた。会釈をされたので会釈で返したら会話が始まった。おじさんはドイツ人で、一人旅らしい。名はルッツ。人のよさそうな笑顔を浮かべていたのであっさり好感を持って、お昼も一緒に食べた。お昼は塩焼きそばみたいなやつで、意外と美味しかった。+スープ+コーラ(ぼったくられそうになったのをルッツがみかねておごってくれた)。。

そしてベトナムアイスコーヒー(有料)。半分が氷だったけど、ジュースを頼んでもいつもぬるいし、珈琲の濃さと練乳みたいののバランスが意外とよくてまた美味しかった。

ジャーマンな彼はベトナムを北から下ってきたらしい。明日はバイクを使ってこの周辺を巡るらしい。私も一人旅が好きでNepalとかFranceとか行きましたって言ったらタフだね、と言われた。そして私たちの関係について聞いてきた。今回の旅の途中でほんとに何度この質問を受けたことか!人々の目にとても不思議に写るらしい。勿論、私たちは韓国語で会話をするのだけど、場合によっては私は日本語も使うし、姉妹というにも友達というにも微妙な年齢差のせいなんだけど。そしてstyleも違う。

そして彼は言った。君は特別な顔をしているよね、と。これも我が人生の中で何度言われてきたことか。でも日本人以外の人にまで言われるのはまだ慣れていなくて、いまだに変な感じになる。だってuniqueとかspecialとか英語で言われても褒められてんだかなんだかいまいち微妙で。それで私が複雑な表情をしていると、いい意味だよって言ってくれるけど。そうですか。じゃあ喜んでおきます。

でもこの彼とはこの時に連絡先を交換したのだけど、後日、私のこと覚えてますか?ってメールを送ったら「勿論!だって僕は君の顔をみたとき、本当に驚いたんだ!君の顔は・・・」って、まだ顔のことを言っていた・・・!もしかして私が毎日鏡で出会っている普通の顔と、他人からみえる私の顔は違うのか!?何なの!?

兎に角。また大ボートから小ボートに乗り換えて次に連れてこられたのはハチミツ工場。あ、工場じゃないか。養蜂。その道の途中ではイギリス人の大学院生(OxfordだかCambridgeだか)に話しかけられたのだけど、彼はなんと数年前、춘천(春川。韓国の地方)で、盲目の小学生たちに英語を教えていたらしい。日本にも行ったことあるとかで、東京とか大阪とか京都とか広島の写真をi-Podでみせてくれた。色々な人がいるものだ。

で、蜂だらけの巣脾を持ったり持たせたり、グロテスク蛇酒を一気飲み(これはさすがのチャンミも後追いしてくれなかった・・・)してみたりした。蛇酒はかなり濃度が高めで、胸の辺りがカーッと熱くなった。私、意外と?果敢なchallengerです。そして着席してハチミツティー。お茶って言うかお湯に蜂蜜を溶かしただけだから蜂蜜湯。。

そして例の如くsales timeが訪れるのだけど、次第にみんな買わなくなってくる。暑いのもあってちょっとぼおっとしているというのもある。だから結局、なんとなくみんな座っているだけで何をする訳でもないというゆるい時間が流れる。この後も、ちょっと歩いて辿り着いたのはやっぱりテーブル席。最後のstageは民俗音楽を聴きながらフルーツ盛り沢山、というコンセプトらしい。その、なんとなくな流れには一応のって、目の前にあるフルーツを全種類ひとつずつ食べてみた。Dragonfruit,Papaya,Banana,Grape fruit,Pineapple…

そして担いでみた。

 

帰りは更に更に小さなボートに乗った。一列に並んで、船頭ふたりとガイドさんといつの間にかトリオ化したドイツ人と私といとこ。私といとこを抜かしたみんなが必死で漕いでくれた。他の船よりすごく早かった!ありがとうみんな!

という訳で大ボートに戻って、バスに乗って、HCM市内に戻ったときには夜だった。夕飯はベトナム人の友達、ミリと一緒に三人で美味しくないPASTA&PIZZAを食べた。彼女はソウルで一緒に韓国語を勉強していたこなのだけど、冬の学期を「寒いから」(!)という理由で飛ばして、帰国中だったのだ。でも前よりも韓国語が上達していた!独特で可愛くて面白い彼女と再会できて、とても嬉しかったし楽しかった♪今回は残念ながら忙しいみたいで、ご飯だけになってしまったけれど。。色々な国の友達ができると、いつか遊びに行くよとか、日本にきたら案内するよとか言うものだけど、私は結構、実現化する方だと思う。

夜、宿泊先を変えてみようということになって、移動した。フォンダーラオ通りのDUNA HOTEL($25)。疲れて眠い。たぶん、この日はすぐに寝た。

次回はHCM彷徨い編。仮。

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